静岡市が誇る一大施設、日本平動物園です。動物の種類の豊富さ、動物園全体の面積、飼育施設の広さなど、入場料に対してかなりコストパフォーマンスのいい施設です。
日本平の自然を楽しみながら、子連れでもデートでも、ソロのカメラマンでもゆっくりと散策できます。
カメラを持っていく場合は300mmぐらいの中望遠のレンズがあるとかなり撮影しやすいと思います。
時期によって鳥インフルエンザ対策で空いておりませんが、フライングメガドームはズームレンズ一つで1時間ぐらいシャッター切り続けられる最高のバードウォッチングスポットです。どうしても長居しがちですので、周りには配慮を。鳥の糞には要注意です。
一部の動物は柵越しやガラス越しの撮影になるので、必ずしも思うような撮影はできないかもしれません。
我々一般市民が観察をして学ぶ機会を得られるのは非常に貴重です。本来は学術研究の目的ですから、やはりある程度の慎みを持って楽しむべきでしょう。
ホッキョクグマやハイエナの檻などに行くと、どうしても拘禁症状の一つである常同行動が見られます。神経質に同じ行動を何度も何度も繰り返す症状です。環境エンリッチメントという概念が提唱されているようですが、限られた予算の中で全ての動物に福祉を、というわけにもいかないようです。
大自然を生き抜く過酷さに比べれば恵まれた環境ですが、あまり狭い環境では過度のストレスが溜まっておかしくなってしまいます。アメリカのアニメーション、サウスパークでシャチを逃げさせるなんて回がありますが、何が動物の為になるのかと考えるとなかなか難しいですね。
繁栄を築いた人類と、一方の動物たちの過酷な運命。思いを馳せに、今週末は動物園にいかがでしょうか?
日本平動物園
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田1767−6