静岡市で生活をしていると、ときどき異臭が気になることがあります。産業はなくてはならないものであり、このようなトラブルを避けるために土地には区分がありますが、本来は棲み分けていた工業地区に生活圏が広がってきたことが原因であると考えられます。
他にも用宗や清水などいくつか異臭の原因となっているスポットがありますが、その一部をご紹介。産業が強い地方都市ゆえの悩みでもあります。
「ドンキホーテの周り臭いよね、ドブ川?」という話題は、静岡に住んでいたら誰しも必ずしたことがあると思います。タミヤの本社や三菱の工場など静岡市における重要な産業拠点となっているこのあたり一帯は、本来は工業地区であり、生活圏ではなかったと考えられますが、次第にドン・キホーテやユニクロなどが出店して人の出入りが増えてしまったのかなと考えられます。
付近の工場のホームページを確認したところ記載もあり公表済みの周知の事実ではあるようですが、当サイトは個人メディアなので、特定の会社について書くことは避けたいと思います。
物事というのは好いとこ取りはできません。ここを通る時に臭いがきついなと思うことがあっても、産業が生み出す恩恵を受けているのは私たちなのです。
こういった事情もあり、この地区は住宅地としては利用できない為、土地を取得しやすいといった理由で商業施設の出店も多いのだと考えられます。これも工業地区があることのひとつの恩恵だと言えるでしょう。
もし本当にこの辺りの環境整備をするのであれば、静岡市が主体となって取り組まなければなりません。それには多額の税金が必要であり、住民の社会参加への強い意識も必要になる為、現在の共存している形が現実的で妥当な選択なのでしょう。
以上、あくまでも個人の感想ではありますが、この記事が物事にどのような背景があるのかをしっかりと考えるきっかけになれば幸いです。